オトシモノ~君が零した星屑~
母さんは、死んでからもずっと後悔してくれていた。
痩せ細りながら、周りで家族が死んでいきながらも。
だって――――
『千歳・・・・・ごめんなさい・・・・・っ。
チトセ・・・・・ゴメン、ナサイ』
目の前で、こけた頬に透明の雫が伝ってるから。
このまま・・・・・母さんと一緒に、行ってもいいかな。
なんて、そんな考えが頭に生まれてくる。
私はただ、愛され必要とされたかった。
復讐のためだけに生きてきた私だから・・・・・これで、終わりにできる。
そぅっと、伸ばされる母さんの手を握ろうとした。
「おい千歳っ!!何してんだっっ!!」