オトシモノ~君が零した星屑~
「仲間、か・・・・・」
無理やりここに置いて、と言いここにいる私。
それなのに、ここの人達が、土方が・・・・・仲間だなんて、思い上がっちゃいけないよね?
ふわりと私を包む夕陽に、余計に寂しさが膨らんだ。
さぁっと、辺りを風が吹き抜ける。
少しずつ落ちていく太陽に、それに気付いてか秋虫も鳴き始める。
復讐半ばで終わった私に、どう生きろというんだ。
あの時、生きようとしたことに後悔なんてない。
でも、あれから何十年も経ってる。
見た目は少女かもしれないけれど――――
実際の年齢を計算するのは、怖いくらいなのに。