オトシモノ~君が零した星屑~


そう二人からの嫌と言わせない視線と、言葉に、返す言葉が見つからない。


神無月も終わり、今は霜月(旧暦の11月)。


神々の召集も終わり、泉箕は私の元へ帰ってきた。


彼によると、私の身体に入っている間は、私の目の色が変わる。


それが、泉箕の目の色と同じという事は私も重々承知。


そして、彼が私の身体から離れると、私の目の色も元の黒に戻る。



だから、自分が離れてしまえば、千歳の容姿を気味悪がる必要はない・・・・・


という事ならしい。




「でも、泉箕はどうするの?」


『俺は、ここにいてもいい』



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