オトシモノ~君が零した星屑~


・・・・・どこをどう見たら、男に見える?


そんな事を考えている間に引っ張られて行くわたしの体。


どこへ行くのか分からないが、引きずられていった。


今、私が『離せ』と喚いた所で、この状態が変わるとは到底思えない。


抵抗も、騒ぎもせず。


そして着いたのが、裏山のある神社だった。


晴れていたはずの空も、この場所からは見えない。


薄暗く、湿っぽい階段に境内。


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