オトシモノ~君が零した星屑~


そして、『カチャリ』という音と共に、刀が抜かれた。


もちろん、私の刀ではなく・・・・・


浪士の刀だ。


剣術は得意な方だが、人を斬るのは好きじゃない。


だが、この男は違うようで・・・・・


平気で、私に切っ先を向ける。


自分も私にぶつかったのに、私だけが悪いみたいな扱い。



「どうせ負けるのに、刀向けるなんて馬鹿だね」



「ぁあ? 何言ってんd」

< 17 / 466 >

この作品をシェア

pagetop