オトシモノ~君が零した星屑~


「ふはっ!お前、ほんっと犬っころみてぇ」



吹き出し、私を指差しながら笑っている土方。


犬って・・・・・私が犬みたいって・・・・・何なんだ、それはっ!?


ギッと睨み付けても、お構いなし。


土方は、気が済むまでずっと笑い転げていた。



「ククッ・・・・・まぁ、そんな怒んな。

お前、今日は何もしなくて良いから・・・・・ここで、のんびりしてけ」



そう言いながら、次は私の腕を引く。


ポスッと私を自分の隣に座らせ、さっき淹れたお茶をすすった。


そんな姿も絵になるのだから、腹立たしさと共に羨ましくもなる。


< 175 / 466 >

この作品をシェア

pagetop