オトシモノ~君が零した星屑~
「ふはっ!お前、ほんっと犬っころみてぇ」
吹き出し、私を指差しながら笑っている土方。
犬って・・・・・私が犬みたいって・・・・・何なんだ、それはっ!?
ギッと睨み付けても、お構いなし。
土方は、気が済むまでずっと笑い転げていた。
「ククッ・・・・・まぁ、そんな怒んな。
お前、今日は何もしなくて良いから・・・・・ここで、のんびりしてけ」
そう言いながら、次は私の腕を引く。
ポスッと私を自分の隣に座らせ、さっき淹れたお茶をすすった。
そんな姿も絵になるのだから、腹立たしさと共に羨ましくもなる。