オトシモノ~君が零した星屑~


ドンッと、浪士の体を押し退け、境内から逃げる。


斬るのは嫌だし、斬られるのも嫌。


なら、逃げるしかないだろう。



「おい、待てっ!!」



再び、腕を掴まれるがそんなの気にしていられない。


逃げて、生きれば勝ちなのだ。


『生こそ、人の最大の勝利なり。』


< 18 / 466 >

この作品をシェア

pagetop