オトシモノ~君が零した星屑~
「お前は、どう生きて行きたい?」
土方が、そっと私に微笑を向ける。
ちらつく雪の中、私の頬を温かい何かが伝った。
それが、雪の中にポツリと落ち、小さく雪を溶かした。
私に生きる目的が、出来たとしても。
あなたは、その目的を認めてくれますか?
「私は――――、ここで皆の仲間っ、になりたい・・・・・っ
仲間として、一緒に・・・・・生きたいっ・・・・・!!」
嗚咽を飲み込むのに必死で、私の言葉は声になっていなかった。
仲間になりたかった。
生きて、皆と共に過ごしたかった。
時がそれを許さなくても、私はここで生きたい。