オトシモノ~君が零した星屑~
「・・・・・それなら、もう大丈夫だ。
お前は・・・俺達の、新撰組の一人だからな」
「――――うん・・・・・っ」
微笑んで、私に手を差し出す土方。その後ろでは、皆が笑っていた。
涙のせいで、それ以上何も見えなかったけど。
私は、この中で生きていもいいんだよね?
あの時。
人ならざる者として生きていくことを選んだ日。
あれは間違いなんかじゃなかった。
人として生きる時間を超えて生きたのは。
決して、間違っては無かった。
あなたに、あなた達に出会えて・・・・・後悔なんて、もう無い。