オトシモノ~君が零した星屑~
「ねぇ、さっさと起きて」
そう、布団に包まった土方に声を掛ける。
毎朝の日課・・・・・という事で、いつも通り左手に持つ木刀に力を入れた。
土方は嫌がってたけど、これが私流だし。
起きない土方が悪いってことで、私は気にせず布団を剥ぎ取った。
「ちょ・・・・・千歳、てめぇ・・・・・何でいつもその起こし方しか出来ないんだよ!?
もうちょい、副長を労われ!!」
「いや、労わるほどの事してから言ってくれる?」
相変わらずの返答にも、もう決まった返事しか返していない。
もう・・・・・朝から、何でこんなに疲れるんだろ・・・・・?