オトシモノ~君が零した星屑~
「ここに座ってっから、おめぇは寝ろ」
「眠くない、無理」
「いや、寝ないと治らねぇだろうが!!」
「別に、眠くないんだから・・・・・仕方無いでしょ?」
「だーかーらっ、寝ろつってんだろ!!
・・・・・すまん」
ほわーっと、心ここにあらずという感じの顔の千歳。
そんな風邪を引いている病人相手に・・・・・俺は全く何やってんだか。
というか、俺がこうしているからこいつが眠れねぇんだよな・・・・・
「はぁ――――まぁとにかく、おめぇは休んどけ。
何かしてほしい事があったら、いつでも言え」
そう言って、ポンポン、と千歳の頭を撫でた。