オトシモノ~君が零した星屑~
『お主、分かっておるのか?その状態でいる事は、お主にとって』
『分かってる。分かってて、一緒にいるんだから』
ふっと笑いながら、すこし大きな袖に手を入れた。
何でだろう、ここの空気はいつも冷たい。
他の神のせいか、それとも自分の感じ方がおかしいのか。
『・・・・・死んでも、良いのか?』
暗くなった空気の中で、厳かに、低く、声が響き渡る。
その目は真剣で、こっちも冗談では返せなかった。