オトシモノ~君が零した星屑~
「違ぇよ!!何で分かんねぇんだ、てめぇらは!!」
むきになって怒鳴る土方に、不思議そうに首を傾げる二人。
そんな三人は、泣く子も黙る新撰組の名が廃る・・・・・
それ位に、みっともなかった。
「・・・・・総司、まって。
もしかして、この子・・・・・千歳、似てない?」
沖田と土方の口論から外れて、藤堂は私の顔をまじまじと見つめる。
その視線から顔を背け、私はすくっと立ち上がった。