オトシモノ~君が零した星屑~


じっと、私の目を見つめて、彼は静かに話し続ける。



「土方副長を見て・・・・・何を、思いましたか?」


「怖かった。私の知ってる土方が、いなくなったみたいで」



小さくなりながら、私は視線を落とした。


こんな事言って良いのか、本当の事はよく分からない。


でも、本心は口から、心からポロリと零れ落ちる。



「だろうと思いました。・・・・・でも、千歳さん誤解されてますよ」


「・・・・・え?」


「多分、千歳さんが思ってる事は、本当の事と違うと思うんです」



< 266 / 466 >

この作品をシェア

pagetop