オトシモノ~君が零した星屑~


「土方隊、到着した!!

おめぇら、死ぬ気で行けぇっ!!」



叫びながら斬り込んで行く土方達の後を、私も追って中に入る。


しかし、中の光景に息をするのも忘れて、目を見開いた。


辺りには、血、死体、血、死体、血、死体、血・・・・・


中庭に飛び込むと、額から血を流し倒れている藤堂を抱き起こす、隊士。


中に飛び込み、金属音の響く空間。


・・・・・あとは。



「――――裏庭だっ・・・・・っ!!」



金属音も無く、ただ静まり返っているかのように思えた。


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