オトシモノ~君が零した星屑~
消え入りそうな声で、情けない位に震えた声で、私は呟いた。
私をじっと見つめる瞳は、躊躇う事無く、返事をする。
土方も、沖田も、誰も口を開かなかった。
ただ、組頭の抜けた状態で続く、稽古の声が響くだけで。
――――嘘を言うな。
そう、言い返そうと口を開こうとした時だった。
私の言葉に被せるように、泉箕は口を開く。
『――――すまぬな、千歳』
微笑みながら呟き、私の頬に手を伸ばす。
その、いやに白い手が、前よりもずっと痩せている事。
それは見るに耐えなかった。