オトシモノ~君が零した星屑~
そう言って、まだ小さい私を抱きしめて、泉箕は言った。
・・・・・自ら、自分の首に鎖をかけて。
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「今日は遅かったな」
布団で丸まっている私を、大きな人影が見下ろす。
開け放たれた襖から見える庭に差す日差しで、今がもう昼頃だという事が分かる。
慌てて布団を畳み、手で髪を撫で付ける。
「ふっ・・・・・」
降ってくる笑い声に顔を上げると、土方は腕を組みながら笑っている。