オトシモノ~君が零した星屑~


何で笑ってるの、と言おうとしたが、早く稽古に行けとでも言いたげな目で見下ろされた。


いくら疲れていたとはいえ、(一応)副長である土方よりも、起床が遅いって・・・・・


自分に呆れながら、手早く着替え、部屋を飛び出した。


あまり、時間を浪費してはいけない。


むしろ、その気持ちの方が強かった。


泉箕や沖田は、稽古に参加しているのだろうか?


・・・・・沖田は、参加しているだろうけど。



「遅くなってしまい、すみません」


「あ、千歳さん。遅かったですね~

素振り、200回ほど追加しても良いですか?」

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