オトシモノ~君が零した星屑~
しかし、その笑みも作ってあるものだと分かるもので、これは沖田の方が長けてるな。
そんな事を考えていると、土方が硬い声で声を掛ける。
「あのさ、泉箕・・・・・身体、が」
『あぁ、これか。いきなり酷くなっての』
「・・・・・そうか」
淡々と言葉を返すものの、土方の顔は暗くなって行く。
――――それもそうだ。
自分の身体は、恐ろしいほどに透けて、ほとんど形は無かった。
・・・・・寝ている間に、随分酷くなったものだな。