オトシモノ~君が零した星屑~
その目に見据えられ、足元に落ちた風呂敷包みを掴んだ。
そして、土方の下へと静かに向かう。
・・・・・何で、私の居る所が分かったんだろ。
ここへ来てから数日という訳でもなく、もう一年経っている。
どこに居ても、おかしくはないのに――――
「一つ言っとくがな、おめぇの居る所くらい俺は分かる」
「・・・・・そっか」
考えていた事への答えを言われ、私は苦笑した。
土方の逞しい後姿を追いかけ、そっと隣に並ぶ。