オトシモノ~君が零した星屑~
「本当、すまないことをした。こんなに傷付けて・・・・・」
少しずつ、喉に通した白湯のお陰か。
身体のだるさは残っているものの、こうして人々の気配と話を聞くほどには回復していた。
「・・・・・あの、この包帯外してくれない?
潰したのは、片目だけでしょう?」
多分、潰されているのは右目だから、左目は無事なはずだ。
布団に横たわったまま、隣に座っているであろう人物に声を掛ける。
自分で外そうにも、この身体じゃ簡単には外せないし・・・・・
また、傷口が開いたりでもしたら、また寝込まないといけない。