オトシモノ~君が零した星屑~
そう、私に謝るのは厳ついいかにも男って感じの人。
貫禄、武士さ、申し分無し・・・・・まぁ、どうでもいいけど。
「謝ってなんか、欲しくない。別にこれ位の傷何ともないし」
そう吐き捨てながら、どことなく違和感を感じていた。
こんなに大きな傷を負ったことは無いけれど、なぜ小さな傷すら治っていないのか。
「で、でも・・・・・目、が――――」
そう言ったのは、少しあどけなさの残る可愛らしい顔立ちをした少年。
見た目だけなら、私とそう年齢は変わらないように見える
“見た目”だけなら、だけど。
でも、一つだけ言いたいことがある。
正直な所。目潰したの、あんた達だからね?