オトシモノ~君が零した星屑~
「おい、もう大丈夫なのか?」
「・・・・・ん」
清々しいであろう、爽やかな朝日の中。
私はまだ、部屋で軟禁状態。
そして、見張りの者に話し掛けられていた。
土方歳三、ここ壬生浪士組の副長ならしい。
黒く、長い髪は綺麗に後ろで結ってある。
色白だが、病的な感じではなく、いかにも健康そのもの。
冷たくも、綺麗に整った顔立ちは、何人もの女性を虜にしてきただろう。
「・・・・・何ジロジロ見てんだ」