オトシモノ~君が零した星屑~


『・・・・・そうか』


短い返事と共に、もう声は聞こえなくなった。


私は荷物を背負い、家を出た。


そして、あえて獣道を選び、山を下る。


目的地。


それは、何も決まってはいない。


ただ、適当に歩いていくだけだ。


< 9 / 466 >

この作品をシェア

pagetop