オトシモノ~君が零した星屑~
ほとんど食事も睡眠も取れない、そんな毎日。
起きている間も、寝ている時も、全てにおいて苦痛でしかなかった。
そんな私を見かねてか、土方は私を見ながらある提案をする。
「今日、京の町に用事があるんだが・・・・・おめぇも一緒に来ねぇか?」
見慣れた京の町に、私も一緒に来いと?
また、好奇の目に晒されるだけじゃないか。
しかも、『壬生狼』と言われている輩と歩いていたら・・・・・
尚更、冷たい目で見られる。