オトシモノ~君が零した星屑~


まぁ、家を出た時は服を少ししか持ってきていなかった。


まず、出てきた時の着物は、階段から落ちた時に駄目になった。


その次に着替えた着物は、拷問でボロボロ。


それから着替えた着物が何着かで、もう無い。


血が滲むことも多かったため、今の私にはこれを着るしかない・・・・・という事か。



「これは平助のだから、多分大丈夫だと思うけどな」


「・・・・・分かった、着替えるから部屋出て」



土方を見ずに、部屋から追い出す。


部屋から土方の姿が無くなったと同時に、ゆっくりと布団から身を起こした。

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