あの空に奏でる
♪第1楽章♪
♭1♯出会い♯
青い空ってどこまで
続いているんだろう。
退屈な日々の中
いつも私は思う。
中学3年生の後期なのに
行きたい高校とか、夢とか
そういう事を考える気にも
なれない私、
篠田奏(しのだかなで)。
そんな私の人生に
出会いは突然訪れた。
2学期も無事終了して今は冬休み。
私は受験勉強もせずに
コンビニに向かってる最中、
突然知らない人に
話し掛けられた。
「あの...。
ここの近くの音楽教室
に行きたいんですけど、
初めてで道に迷って...」
「あ、分かりますよ。」
家の近所で勿論、場所が
分かるので一緒に行く事になった。
「音楽習うんですか?」
「あ、はい。ピアノを。家からは
ちょっと遠いんですけど北高校の
音楽科を受験したいので。」
「北高校ですか!凄いですね。」
「いえいえ。」
「ここですよ。」
「ありがとうございました。」
私の質問に笑顔で答えてくれる
彼はとても輝いていて、
長い道のりのはずなのに
彼と歩いた道は短く感じた。
私にとって久しぶりの「恋」。
今日1度会っただけの、
叶わない「恋」。
でも、叶えたい「恋」。
続いているんだろう。
退屈な日々の中
いつも私は思う。
中学3年生の後期なのに
行きたい高校とか、夢とか
そういう事を考える気にも
なれない私、
篠田奏(しのだかなで)。
そんな私の人生に
出会いは突然訪れた。
2学期も無事終了して今は冬休み。
私は受験勉強もせずに
コンビニに向かってる最中、
突然知らない人に
話し掛けられた。
「あの...。
ここの近くの音楽教室
に行きたいんですけど、
初めてで道に迷って...」
「あ、分かりますよ。」
家の近所で勿論、場所が
分かるので一緒に行く事になった。
「音楽習うんですか?」
「あ、はい。ピアノを。家からは
ちょっと遠いんですけど北高校の
音楽科を受験したいので。」
「北高校ですか!凄いですね。」
「いえいえ。」
「ここですよ。」
「ありがとうございました。」
私の質問に笑顔で答えてくれる
彼はとても輝いていて、
長い道のりのはずなのに
彼と歩いた道は短く感じた。
私にとって久しぶりの「恋」。
今日1度会っただけの、
叶わない「恋」。
でも、叶えたい「恋」。
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