雨が降る日は誰か死ぬ
亜衣はふと思いついた。



「それにさぁ、確か聖良と亜理沙は一緒の中学で、朋美は違う中学だよね?」



「え? ぁあ、うん。そうだけど」



「じゃあもうその段階で、遠い順じゃないんじゃないの?」




「あっ、そうか。そうだよね。朋美と亜理沙のうちの真ん中だもん。私の家って」


聖良は少しホッとしたような顔になった。
< 118 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop