雨が降る日は誰か死ぬ
「あれぇ~ルカぁ部活は?」


確かルカは書道部だったはずである。



「あっ、ころも。サボりに決まってんじゃん」


遥はニヤッと笑う。


「いいの?」



「いいに決まってるじゃん。別に運動部みたいに大会が控えてるわけでもないんだし」



「ふ~ん」



「やっぱ雨が降る前に家に帰りたいじゃん」


「同感」


亜衣は頷いた。
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