雨が降る日は誰か死ぬ
学校につくと、やはりその話題で持ちきりだった。


朝のホームルームで、西山が悲痛な顔で報告するのもこれで四回目である。


「先生! こんなの異常です。絶対何かあるに決まってます」


仕切り屋の佑香が立ち上がってしゃべった。



「そうだなぁ……」


「みんなで話し合ったんですけど、御祓いに行った方が良いんじゃないでしょうか」



「うん。そうだな」


西山も頷いた。
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