雨が降る日は誰か死ぬ
「あの……先生」


レズっ娘の桃花が控えめに手をあげる。



「ん? 何だ小池」



「うちのお母さんの知り合いに、霊能者の人がいるんですけど」



「えっ、そうなのか?」


「はい。良かったら頼んで見ましょうか?」



「ああ、そうだな……」


西山は頷いた後で「で、その人に頼むといくらくらいかかるんだ?」とお金の心配をした。
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