雨が降る日は誰か死ぬ
西山と霊能者は、すでに階段を下りている。


亜衣はその後を追って駆け出した。


廊下で大声を上げるのも気が引けるから、西山がエントランスで霊能者を送り出すのを待ってから聞く事にした。


ところが……


西山と霊能者はそのまま進路相談室へと入っていく。


亜衣は足音を殺して近づくと、少しだけドアを開けて聞き耳をたてた。
< 230 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop