雨が降る日は誰か死ぬ
学校までは徒歩で10分。


通学しているクラスメイトの中では、梓の家が一番距離が近い。


ハッキリ言ってたいした距離ではないけど、その10分の距離が今日は堪らなく怖いのだ。


今なら急げば間に合う時間だけど、やっぱり外に出るのは怖い。


やっぱり今日は休むことにして、梓はダイニングに戻ると、一人ぼっちの食事を始めた。

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