雨が降る日は誰か死ぬ
食事を終えて歯磨きを済ませると、着替えをする為に自分の部屋に戻る。


階段を上がりながら、梓はこの後何をして時間を潰そうか考えていた。


本来なら勉強をするべきなのだろうが、こんな気持ちでは頭に入るはずがない。


部屋に戻ると着ているパジャマを脱いで、部屋着に着替えた。


ちょうどそのとき携帯電話が、メールの受信を告げる着信メロディを鳴らす。


梓は置いてある携帯電話を取り上げると、メール受信トレイを開いた。

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