雨が降る日は誰か死ぬ
清心寮は学校の敷地内にある。


西山はいつもの駐車場に車を停めると、職員室にではなく清心寮に向かった。


パトカーが数台停まっていて、何とも物々しい。


西山は一人の少女をつかまえて、事情を聞いた。



溺れたのはやはり、あのメモ帳の切れ端に書かれている残り六人のうちの三人だった。


こうなるともはや疑うことは出来ない。


西山は携帯電話を取り出すと、霊能者の山本に電話をかけた。

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