雨が降る日は誰か死ぬ
メモに書かれた生徒のうち、残ったのは三人だけ。


他の生徒は無関係なのかどうなのかは分からないが、この三人については同じように死んでしまう可能性が高いから、

雨が関係ないと分かった今、もはや一刻の猶予もない。


今日の三原梓の葬式の前に、山本が来てくれる事になったので、西山はクラスの生徒たちに集合時刻を早めるメールを送る事にした。


メモに名前がある三人以外には、清心寮で生活している三人が死んでしまったことと、

霊能者の先生にもう一度来てもらう事になったので、集合時刻を一時間早くする旨のメールを一斉送信し、

三人には電話をかけて、直接迎えに行くか、家族に送ってもらうように話すことにした。

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