雨が降る日は誰か死ぬ
『もしもし』


呼び出し音が鳴ってすぐに、丸山愛が電話に出る。



「おお丸山」



『由真たちのことですか?』



「え? あ、ああ……知ってたのか?」



『はい。美絵からメールが来ましたから』


「そうか……それでだなぁ、今日の集合時間なんだが、一時間早めることにしたんで」
『えっ!』



「な、何だ?」


突然愛が大声を出したので、西山は慌てた。

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