雨が降る日は誰か死ぬ
「おい起きろ!」


翌朝まだ薄暗いのに、起こされる。


「他の班はまだ寝てるから静かにな」



「はぁ~い」


全員が眠い目を擦りながら起き出した。


「ふぁ~~~~」


愛は大欠伸をしながら、何度も目を擦る。


眠い……。もう少し寝ていたい。


でも、思えば調子に乗って、薪を全部燃やした張本人は自分なのだから、文句を言われることはあっても、言うことは出来ないのだ。

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