雨が降る日は誰か死ぬ
「あれだよね?」


みんながまず反対側に注目していると、美咲が湖の中を指差して聞いた。



「ああ、うん。何だろうねあれ?」


愛が答える。



「行ってみようよ」


朋美が提案した。


それに合わせて、全員が来た方とは反対側に回っていく。


堰き止めているコンクリートから、山の斜面に回って少し行ったところで、湖に向かって斜面を下った。

< 423 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop