雨が降る日は誰か死ぬ
全てが水の上に現れていないから、水のないギリギリ近くまで行って、

優希は水の上に現れているコンクリートの土台に飛び移る。


それを真似て、朋美と由真が続いた。


一見祭壇のようにも見えるコンクリートの上に材木を組んで造られているモノ。


長い間水の中にあった割には、朽ちて崩れることもなく、ちゃんとした形をしている。


「なんだろうねこれ?」


優希が朋美に聞いた。

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