雨が降る日は誰か死ぬ
次々に飛び移ってきたから、さすがに狭くて窮屈だった。


「これって……」


由真が指差す。


一段下がって20cmくらい水の中に沈んだところに、鎖が見えた。



どうやらそこには穴があって、それに蓋をして鎖をかけ、鍵をかけているように見えた。


その当時はステンレスがなかったのだろうか? どうやらその鎖と鍵は完全に錆びていた。

< 426 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop