雨が降る日は誰か死ぬ
「でも神様に祟られるなんてことあるんですかね?」


西山が恐る恐る聞く。



「もちろんよ。例えば土地の守り神といえばお地蔵様よね。それを壊しちゃったりしたら祟られたりするわね」



「ああ、なるほど……でも、今回って水が関係ある感じですよね? その場合って……」



「竜よ」


「竜? 竜っていわゆるドラゴンの竜?」



「ええ」


これまた突拍子もない単語が出たので、一同は揃って唖然とした。

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