雨が降る日は誰か死ぬ
顔を洗ってからリビングに行くと、すでに朝食の用意が出来ていて、テーブルの上には亜理沙の分だけが置かれている。


日曜日だというのに、自分以外のみんなはいつも早起きで、この時間にはすでに活動していた。


いや、本当に我が家族ながら、みんな凄いと思う。

おそらく部活動がなければ、亜理沙は昼まで起きないだろから。



もう一度大欠伸をしてから、亜理沙はすでに冷えているトーストにかじりついた。
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