雨が降る日は誰か死ぬ
「でも、私たちだけで祭壇の場所が分かりますかね?」


西山が不安げな顔をする。


「皆さんは行ったことがないのね?」


華が話しに入って来た。



「ええ」



「じゃあ私がご案内しましょうか?」


「え?」


「私は毎月通ってるから、道案内くらい出来ますよ」


それを聞いた西山と山本は、互いに顔を見合わせて頷いた。

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