雨が降る日は誰か死ぬ
雷鳴と共に突然の豪雨。


「イヤだ。ちょっと何なのよ!」


亜衣は空に向かって文句を言った。


こうなってくると、祖母の家に残してきた二人のことが気にかかる。


結局この状況ではどうすることも出来ないので、いったん引き返す事にした。


堰堤の上を駐車場に向かって小走りで進む。


そのまま山道に入ってから、亜衣はふと祭壇の方を見た。


そのとき……

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