雨が降る日は誰か死ぬ
「うん。そう」


「へぇ~だから、こんなに早いんだ?」


制服の朋美に対して、啓太はジャージ姿である。



「いいよね。宮路くんは地元で」



「あはは、まぁな。オマエもくれば良かったのに」



「行きたかったよ!」


「え?」



「落ちたんだもん私」



朋美は悲しくて顔を伏せた。
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