雨が降る日は誰か死ぬ
啓太のことが好きだから、朋美は啓太と同じ、地元の生田東高校を受験したけど、

残念ながら不合格で、泣く泣く滑り止めで受けていた朋星女子学園に進学したのだ。


生田東高校に通う友達から、今も啓太の情報は仕入れているから、啓太がサッカー部に入部したことも知っている。


真面目な啓太のことだから、学校に行く前のこの時間に、ランニングでもしていたのだろう。

そんな啓太に出会えて、超ラッキーと心が弾んだのに、

啓太の一言で、受験に失敗したときの悲しい気持ちを思い出し、一気に暗い気持ちになってしまった。
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