雨が降る日は誰か死ぬ
「ごめん……」


朋美が暗い顔をしたので、啓太は慌てて謝った。


「あ、うん。大丈夫」


「そっか……でもさぁ、うちの学校と違って制服も可愛いからいいじゃん」



「え?」


「オマエに似合ってるし」


大好きな人にそんな風に言われたから、朋美は暗い気持ちから一転、今度は一気にテンションが上がった。
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