純愛だってば!



甘~い笑顔で囁かれて、私はたちまちノックアウト。



‥‥ちょ~っとギャグ入ったような喋り方だけど‥‥。



気にしない。 気にしない。




差し出されたガラスの靴に、スッと脚を入れる。



「わぁ、ピッタリだ!!」



嬉しくて、声を上げる私。




『本当だね‥。 僕の運命の相手だ‥‥。』



変わらないあの良い声で、私を見つめる王子様。



ドキッ !!




‥‥心無しか、顔が近すぎる気がしますが‥‥



気のせいですか‥?




『可愛いマイハニー。 僕に運命の口づけを‥‥‥。』



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