コンクリートの床
その後はずっと上向いて、

涙を垂らさないようにしてた。

そしたらいつの間にか吹っ切れた。

なんかどーでも良くなって。

気づいたら放課後になってた。

乃愛とだべってた。

「自分勝手で笑える。
凛って男運悪いよね。
私が忘れさせてやる。
この胸においで。」

乃愛のフォローが嬉しくて。

でも涙はなかった。

なんか本当になくなった。

涙はもう枯れてしまったかもしれないね。

逆に吹っ切れた。

その後は乃愛とスキップして帰った。

♪♪♪ー

着メロが鳴る。

見慣れた名前だった。
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